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Artist Statement
「ない」ようで
「ある」をここに

私の作品は
「無」と「存在」
「光」と「影」
「ひとり」と「ひとつ」
これらのあわいを辿る時間を作り出しています。
紙とハサミと最小限の線から、
言葉にならない感情やふとした動きをすくいあげるように。
紙は単なる⽀持体ではなく、空間・時間そのものです。
切り込みや折りを加えることで、
光が差し込み、 影が⽣まれます。
その影は、時間や⾒る⾓度によって変化し、
受け取り手の心情と合わさって命を生み出します。
差し出す⼿、祈る姿、眠りに落ちる前の静かな⾝体。
描く人物たちは具体的でありながら、
どこか普遍的な動作として、
受け取り手の記憶や感覚にふれ、
親しみや共感、時には悲しみや救いを生みます。
あなたにとって、
ふと⽴ち⽌まる瞬間や、
深く息を吸うきっかけになれば幸いです。
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